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川越市薬剤師会 2017年1月1日更新

会長挨拶greeting

会長挨拶


 天野勉

新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様には、穏やかに輝かしい新春をお迎えになられたこととお喜び申し上げます。平素より薬剤師会の諸事業に格別のご理解、ご協力を頂き、心より感謝申し上げる次第です。

昨年は4月に、震度72回も観測された熊本大地震が起こり、川越からも小美濃先生が薬剤師として救援活動に参加して頂き、いろいろと現状の御報告や感謝のエピソードも紹介して頂きました。また7月には18歳以上が選挙権を持った参議院選挙が行われ、薬剤師の藤井基之先生が142千票を獲得し当選なさいました。皆様もご存知のように薬剤師会にとっても、医療行政に政治的な働きが必要です。いろいろとご指導を頂きたいと思います。そしてリオ・オリンピック・パラリンピックも行われて、2020年の東京オリンピックに引き継がれました。またノーベル生理学・物理学賞には、大隅良典先生が「オートファジー」の研究で受賞なさいました。政治面では、北朝鮮問題、イギリスのEU離脱、アメリカ大統領にトランプ氏が当選したこと、韓国の朴大統領の件など、まだまだ先が見えない時代を感ぜずにはいられません。

 さて少子高齢化、医療の高度化が進む中で、医療費の急増が問題になっております。厚労省は、9月、2015年の医療費の総額が41.5兆円になったと発表しました。抑制するためにはセルフメデケーションの推進、医療・介護・予防・住まい生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の取り組みを進めています。薬価の見直しも進んでおります。中医協は緊急的に、2月からは、オブジーボの50%薬価引き下げを決定しました。

 また、C型肝炎薬ハーボニーなども問題視されています。中医協は、毎年薬価を改訂しようともいう動きもあります。新薬の開発意欲の喪失、企業の経営などいろいろな考えもあり簡単に決めるのは問題です。

 さて薬剤師の不足の問題ですが、今年は11,488人(76.85%)の薬剤師が誕生しました。合格基準の見直しが大きく影響したかと思いますが、国家試験の今後の問題として教育の質の担保、卒業生の質の確保、教員の再教育、地域格差の解消などが問題とされています。

 また4月の改定では、「かかりつけ薬剤師、かかりつけ薬局」という新しい制度がスタートしました。10月には、かかりつけ薬剤師・薬局の基本的な機能に加え、国民による主体的な健康の保持増進を積極的に支援する「健康サポート薬局」の届け出がスタートしました。まだまだ申請はごくわずかですが、制度創設の理念や意義について考える必要があると思います。

 医薬分業に関しては、2015年には70%に達しました。経済的・利便性の問題などで一部では批判的な意見も出ておりますが、分業の意義を理解して頂き、かかりつけ薬局制度をすすめ、敷地内薬局の設置などには反対しつつ、薬局・薬剤師は地域の健康情報拠点として活用・推進して頂き、医師・歯科医師・看護師・介護師などと協力、連携を深めて行く必要があります。
 
 今後とも薬剤師業務の充実を図り、社会に貢献できるような活動を続けていきたいと思います。終わりに会員の皆様にとって2017年が輝かしい年となりますようご祈念申し上げまして新年のご挨拶といたします。
              平成29年1月


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